一戸建てや経営用のアパート・マンションの購入を検討している方のなかには、土地だけを先に購入すべきか悩んでいる方も多いでしょう。
先回りして土地を購入することで得られるメリットはありますが、反対にいくつかのデメリットも生じるため注意しなければなりません。
今回は土地だけを先に購入するメリットとデメリット、そして注意点について解説します。
土地だけ先に購入するメリット
土地だけ先に購入する大きなメリットは、ほかの購入希望者に土地を取られるリスクがなくなることです。
理想的な条件の土地を確保した上で、その土地に合った建物をじっくりと考えながら設計できます。
土地の形状や周辺環境を把握してから家づくりを始められるため、新築後の生活もイメージしやすいでしょう。
また、施工会社としても見積もりや設計がしやすいため、建築時の業者選びがスムーズに進みやすいこともメリットです。
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土地だけ先に購入するデメリット
希望する条件を満たした土地を購入したとしても、理想どおりの家を建てられるとは限りません。
「建ぺい率」「容積率」「高さ制限」などの詳細を知らぬまま土地を購入した結果、制限に縛られて理想的な家を建てられないというケースは少なくありません。
土地だけを購入する場合は通常の住宅ローンを使えずに「つなぎ融資」などを活用する必要があること、住宅ローン控除を使えないこともデメリットでしょう。
また、建物が完成するまでの期間も、土地に対する固定資産税といった税金を支払わなければなりません。
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土地だけ先に購入する場合の注意点
土地だけ先に購入する場合は住宅ローンではなく「つなぎ融資」や「土地先行融資」を利用することになりますが、この際は金融機関に「建設計画」の提出が必要です。
つなぎ融資などの利息は住宅ローンと比べて高いため、出費がかさむ可能性があることにも注意しましょう。
また、後に住宅ローンを利用する場合は、土地と住宅の名義を統一していなければなりません。
たとえば、土地を夫の名義で購入した後、その土地に建つ建物が妻の名義の場合、住宅ローンの利用ができないため要注意です。
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まとめ
土地だけ先に購入することで、ほかの購入希望者より先に気に入った土地を押さえられることがメリットです。
しかし、土地だけの購入には住宅ローンを利用できない、気に入った土地だとしても理想的な家が建つとは限らないことなどはデメリットといえます。
メリット・デメリットを加味して、慎重に検討するようにしましょう。
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