終活で不動産整理を考えている方であれば、相続後に不動産が適切に管理されるか心配になるかもしれません。
空き家になり放置された不動産は、老朽化が進むだけでなく、犯罪に巻き込まれやすくなるデメリットがあります。
この記事では、相続後に空き家になった不動産の管理方法とデメリット、空き家にしないための対策などについてご紹介します。
終活で考えたい相続した空き家!空き家の管理方法
所有している不動産を子や孫に相続した後、放置されて空き家になるケースがあります。
家は空き家になったとしても、適切に管理しないと老朽化が急速に進みます。
空き家の管理方法には、さまざまありますが、換気は定期的におこなう必要があります。
建物内部に湿気が溜まると、木材の腐食が進み、シロアリ被害のリスクが高まります。
また、通水をして水道管の破損を防ぐ必要もあります。
定期的な雨漏りチェックも怠らないようにしなければなりません。
相続人の管理が難しいようであれば、管理会社に頼む手段もあるでしょう。
換気・通水以外に清掃なども依頼できるため、賃貸物件としていつでも貸し出せる状態を維持できます。
終活で考えたい相続した空き家!放置した場合のデメリット
前述したとおり、空き家を放置すると老朽化が急速に進行してしまいます。
また、庭の手入れを怠り景観を損なうと犯罪者のターゲットにされるリスクが高まるでしょう。
放火や不法投棄の被害に遭う可能性が上がります。
建物構造の主要部分の老朽化をそのまま放置すると、倒壊する危険性もあります。
倒壊や古くなった屋根から瓦が落下するなどで近隣住民や通行人に被害が発生した場合は、損害賠償請求をされるかもしれません。
終活で考えたい相続した空き家!空き家状態にしないための対策
建物を解体してしまえば、空き巣や放火のリスクをゼロにできるでしょう。
解体には費用がかかるだけでなく、家がない状態の土地には高額な固定資産税がかかる点は注意が必要です。
日本では近年、空き家の増加が社会問題となっています。
2015年に制定された通称「空き家法」は、相続した不動産を売却する際の税金を一部控除できる特例です。
管理コストを考えて売却するのも1つの選択肢でしょう。
特例を利用できる期間は、相続した日から3年を経過する日がある年の年末までなので注意が必要です。
まとめ
相続後に放置され空き家になった不動産の管理方法・デメリットや、空き家にしないための対策についてご紹介しました。
空き家は放置すると老朽化が急速に進むだけでなく、犯罪者のターゲットにされやすいでしょう。
建物の解体や売却などで対策できるため、終活の際は相続後の方針について話し合うようにしましょう。
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